ハレルヤの皆さんと山へ

hシェフ企画の雪の里山歩きに仲間入りさせてもらって、馬鬣山から三峯展望小屋へ、スノーシューで行ってきた。
最初の案では大鷲山か南保富士だったけど、昨日から天気が悪く雪もかなり降ったことからより安全なルートに変更になり、また昼食に小屋が利用できるというメリットもある馬鬣山縦走に決まったのだ。
遠く高岡から参加の方も多く居られる中、私にとっては最も近い山、しかも、そんなに登りも無く高度も低い、これ以上楽な条件ってないんだけど、それなりにきつかったし充実した山だった。
まず寒かった。手が冷たい、足は靴下の中に唐辛子を入れて行ったので冷たくなかった。
服は通常の山より1枚多く着ていった(シャツ、マイクロフリース、ソフトシェル、ゴアの雨具とこれでもけっこう厚着だと思う)にもかかわらず、全く汗もかかない。(帰りなんて、ダウン着たまま歩いてきたけど暑くなかった。)よほど気温が低かったと見える。

雪はサラサラ。
三峯に近づくにつれて雪の量が増えてきてラッセルも腰まで、皆さんトップを交替しつつ進んだが、体力のない私は2人目以降についていくだけ…少し寂しいが、バテて帰りに迷惑をかけるよりは。

yamanoutaさんは体力があるな〜。細い体のどこにそんな力が…と思うけど。腰までの雪をかきわけ行く姿は水を得た魚。
T先生もきつかった。
写真はないけどhシェフも…
横尾から4時間近く歩いてやっと三峯の小屋に着いたらお昼くらいだった。

h美ちゃんのあんかけうどん、hシェフのトマト味パスタ、元ちゃんのお友達のホットサンド、K子さんのフグの干物…おいしいものが次々作られ、1口ずついただいた。


途中でおなかがいっぱいになってしまい残念。
おいしそうなシェフ特製の豆餅は食べる事ができなかった。

私は小屋でもこんなコロコロに着こんでいた。さすがに暖かかった。
2時間も小屋にいて、帰りは3時間かからず降りて来たと思う。
夏なら車で行ける山だけど、今の時期は歩き甲斐がある。

三峯のスキー場から杉林に入ろうとして雪がゴボっと抜け、はまってしまった。
ボーっとしてたらどこまでも落ちて行き上から雪が被ったらどこにいるかわからなくなると思い、ストックを横にして体を捻じ曲げなんとか雪が落ち着いている方に這い出した。
一人なら黙って脱出するのだけど一応皆さんと一緒なので「はまったー!」と言ったら、元ちゃんが気付いてくれて待っていてくれた。
あとでよく見たらスノーシューのバックルが逆だった!(ベルトの端が出る方が普通外側)歩きにくいはずだ…
体力がないのだから皆さんの歩いた後を辿る方が無難と思い、それからは踏み跡をきちんと…

ひとりで南保富士や二王山にラッセルして登っていた頃、ルートはいろいろだったが、その時その時で判断していた。
けっこう雪が多いときもあったけど、決してベテランではない自分のルートファインディングで、きつい場面もあったのに登られたのは体力があったからだと今日わかった。
その体力がない分、同行の皆さんに助けられて歩きとおすことができました。ホントに今日はありがとうございました。

決していい予報ではなかったけど帰りにはこんな青空も見る事ができた。さすがハレルヤ。
朝、出発するとき横尾の集落で地元のおばちゃんから「大丈夫〜?」と声をかけられたけど(こんな天気に、いい大人が大勢で、気は確かか、と言いたい)「はい」と答えた以上、大丈夫で戻らなきゃね。
現地を知らない人が見たら山は山だけど、今日のルートは風があっても安全なルート、高度も低く、悪天候でもここなら。という場所なのだ。そんな山が近くにあってほんとに良かった。
元気な人には歩き足りなかったかも、と思うけど、時間的にはかなり歩いた。
夜お風呂に入って心地良い疲れを楽しめた1日だった。
メンバー:刺激さん、山の歌さん、K子さん、元ちゃん、元ちゃんのお友達のM村さん、Y尾さん、ゆかりちゃん(朝日小屋)、まー君(仙人池ヒュッテ)、ユキちゃん、hシェフ、T先生、h美ちゃん、banちゃん、Kちゃん、海彦、私(16名)
帰りに入善と黒部の女性2名、小屋から合流。