1月7日(木)〜9日(土)

小型移動式クレーン技能講習に参加。
初日は8時半までに受け付けを、とのことで、魚津なので1時間前に出ればOKと思っていたが、意外と時間がかかりギリギリの8時25分にやっと着いた。
講習は9時からで2日間は座学を、最終日に実技だった。
座学はわかりやすかった。
私は運転はしたことないが、人が操作しているのは前の仕事などでちょくちょく見たことがあるし、運転できれば便利だと思っていた。
小型移動式クレーンとは、1t以上5t未満の荷物を扱うことのできるクレーンのこと。
一般的によく見るのは、トラックの荷台とか屋根とかにクレーンのジブ(ブームとも言う)という長い腕のようなものをつけて公道を走っているいわゆる「ユニック」。
ユニック、というのは商品名だそうで、正式には「積載型トラッククレーン」と言うそうだ。
クレーンも大きい工事現場に常駐しているような25tや50tのクローラクレーンはまた別で、免許がいる。
私が受けてきたのはユニックの方。
5t未満なら他のクレーンも運転できる資格。
教習所の先生によれば、これらの重機は力はいらないし、そーっと運転するほうがうまくいくので女性の方に向いています、とのこと。
実際3日目の昨日、教習用の2.93tのユニックを運転してみたが、動かすのは小さなレバーで、力がいらないどころか、微妙な手加減が必要。
センスや勘、距離や奥行きの感覚が必要となる。
座学では基本的な用語や安全、力学的なこと、法律などを勉強した。
N(ニュートン)とか、質量とか加速度とかいう言葉が出てくるが、中学か高校で習っているのに忘れ去っている世界だった。
車と一緒で、慣れてしまえば簡単だと思うが、始めはうまく操作できず「早すぎる!」とか「運転が荒い!」と先生に怒られる。
昨日の夕方、実技の試験が終わると6時半頃だった。
事務所に入り、終了証をもらって帰る。
話をちゃんと聞いてれば学科は合格できるし、安全確認をきちんとしていれば実技は受かる、と言われていたが、うまく操作できない場面があったりすると「
もしかしてこれは危険と見られるかな?」とちょっと心配になる。
でも無事合格できてよかった!
正直この3日間めっちゃ疲れて夜は家でくたばっていた。

写真は私が練習しているとこを他の人に携帯で写してもらった。
下の動画は他の人が試験を受けているところ。
MAV_0001.3G2 直
トラックの荷台にあるドラム缶の重さを量り、安全に吊れるかを確認し、荷台から下ろしてポールで作ったコースの中をぶつからないように運んでまた荷台に戻ってくる、という課題。
これらの作業を全部クレーンで行う。(クレーンには秤もついているのだ)
制限時間は10分間。
もっとも難しいのは荷物の振れ止め。
水平移動は2つのレバーを同時に操作、ゲーム感覚で楽しい。
こういう操作はゲーム世代のうちの子供たちはうまいかもしれないなあと思った。
ちなみに、トラック本体の運転は、4tあるので今から免許とる人は普通免許では運転できないそうだ。
私の持ってる免許ならOK。