急に休みに

朝会社に行くと、カギがかかっていた。
第3土曜日は休みではないはずなのだけど…
駐車場にも車が1台もない。
誰もいないのかなー、と思って、社長の自宅で聞くと、今日はみんな休みなので帰ってもいいと言われた。(昨日わかってれば!)
さっそく家に帰りススタケ採りの準備をして、出かけようとするとT治郎が飛行機を飛ばしに行きたいから連れて行ってくれと言うので「そこに行ってくれば山に行ってもいいんだよね」というと「うん」というので、浜まで自作の飛行機(自作、と言ってもほとんどおじいちゃんが作った。)を持って行った。
風がけっこうあって、飛んだことは飛んだけど、ちょっと尾翼が曲がっているのでクルっとまわって落ちてしまい、何度もやってるうち外れたところも出てきて「家に持っていって治してから明日また来よう」ということに。
そんなことで結局登山口に着いたら12時だった。
ススタケ地点までは1時間半なので、なんとか明るいうちに帰って来れるだろう。頂上はムリ。
最初急で岩でゴツゴツ、何も展望のない登山道を黙々と登り、45分くらいでおなかがすいたので、お弁当を食べた。(会社に持っていこうとしていたもの)山ではいつも行動食か、ビールにカップラーメンだけど、今日はまともなおかずの入ったお弁当だ。けっこう食べられた。15分あれば食べられるのでこういうのもバランスがとれてていいかもしれない。
1時間15分で雪渓に着いた。
なんだかシーンと静まり返って、気配がない。(ススタケの)
よくよく見ると、全く出ていない。早かったのだ!
あたりには雪解けの後に緑の芽が出ている始末、しまったなーと思ったが、そこは意地で、竹薮に潜り、なんとか数本は確保、「これで、今晩のおつゆの分は…」と思って、袋からザックに移そうとした瞬間、思わずひきつってしまった。
なんと、5本くらいしかなかった。よーく見ると、袋に大きい穴があいていて、そこから落ちていったのだった。
家に帰り、帰っていた母に、「今日、すごいくやしいことがあった」というと「財布でも落としたのか」と言われた…ある意味財布よりショックだったなあ。