ナラタケ探し


帰り道、今ごろ旬のナラタケを探し探し下った。
といっても道端にはあるはずもなく(何人ものプロ級の人が先行している、T元隊長とかK師匠とかそれから…)登山道脇に藪に入っては下降したりおつゆ一回分だけ収穫して、物足りないので去年行った下部の謎の道に入り、アレ?前となんか違うな、と思っているうち、前に来たときはもうちょっと時期があとだったので、草も枯れ、葉も落ちていて歩きやすかったのだと気付いたが、ものすごい疲れてきてもうキノコどころではなくいやいや歩いていた。
時計を見ると5時近かったので「暗くなるとまずいぞ」と思い今度は真面目に歩いたが、背より高い藪の中を方向だけはあっているのでどんどん歩いた。(私は後ろのほうだったから大変じゃなかったけど、先頭のダンナはずーっと藪漕ぎで大変だっただろう)
やっと道に出て、北又小屋に着いたときはかろうじて明るかったがよねざわさんから「どこあるくがよ、こいでかいがとってきたが、だせまん」(どこをうろうろしていたのだ、こんな大きいキノコとってきただろう、出してみろ)みたいなことを言われ、サイダーをご馳走になり長く話して外に出たら真っ暗だった。