化学療法延期で…

ちょっと早起きして子供たちの学校にもって行くお茶を作ったり、コゴミを茹でたりしていたらもう6時。
朝食はポットに豚汁を入れて電車の中でカップに入れて飲む。
あとはおにぎりを少し。
電車はそれほど混んでない。
富山駅に着くとなんか様子がいつもと違う。
出口に着くまでが長い。
しかも警備員が立って誘導している。
そうか、なんか新しくなったんだ。
で、通路を歩いていると、駅員さんが2人で話しながら後ろから歩いてきていて、「うわ!ボロい!あんなところを渡ってたのか〜」と会話してる。
見ると、古い方の通路が窓越しに見えていて、木でできているし今にも崩れそうなところもある。
写真を撮りたかったが通勤の人の波で撮れなかった。
月曜日から変わったそうだ。
改札を出ると、コンビニやらますのすしのお店、パンやさんなどがあるけど、いつものたこやき屋さんや魚屋さんが見当たらないので、「そうか、お店はそのままでこっちに引越ししてないんだ」と思い
旧改札方面に行くと、早くから営業しているヴィドフランスなどが元のままそこにあった。
タクシー乗り場、地鉄バス乗り場などはそのままだ。
地鉄バスに乗るには少し長く歩くことになった。
病院に着くと8時で、30分から血液検査、その後10時に主治医の診察。
検査の結果が出るまで1時間以上待たなければならないので本を持って行き読んで待った。
診察室でまず何を言わなければならないか忘れないために手のひらに書いた文字を見ていると、H先生は私の手を見て、「これはひどいですね、いつからですか」と…
前の点滴のあとになって、最初痛くて痛くて大変でした、今は皮がボロボロで見た目が悪いですが痛くないです、と答えると「この状態で点滴したら、次はもっと副作用が出てひどくなる可能性があるので手の状態が治まってから治療することにしましょうか」ということになった。
そんなわけで今日は午前中で終わってしまった。
そのかわり、ハローワークに出す予定の書類をすぐに書いてもらえたので帰りに電鉄魚津で降りて持っていこうかと考えていたらそこにh美ちゃんからメールが。
彼女は富山で仕事があり、お昼過ぎには帰るので合流していっしょにご飯を食べることになった。
ハローワークにも車に乗せて行ってもらえてありがたかった。
病院を出ると、”呉羽いきいきバス”がちょうどやってきた。
このバスは前から気になっていたが、1時間に1本しかないのでなかなか乗ることはなかった。
富山駅ではなく呉羽駅に向かうバス。
どこまで乗っても100円。
小さいバスで、おばちゃんが1人だけ乗ってて、私ともう1人が乗っても3人だけ。
座席は12人分で、椅子は向かい合わせになっている。
大学病院は小高い山の上にあるが、その山がだんだん遠く離れて行き、なんだか細い裏道に入り人の家のじき横をバスは通ってグネグネと曲がりくねった道を進む。
ほとんど誰も乗ってこないが、乗ってるおばちゃんたちは話しはじめて「このバスはとてもありがたい」という会話をしている…
白い花が満開の梨畑の中を通り、大きなスーパーの駐車場に入っていく。
これはありがたいわ、地元の人には。
その後。
さっき遠ざかっていった呉羽の山々とか、窓から見えていた高い建物などがまた見えてきた!
おいおい元に戻ってるじゃないかと思うが、山の方には戻っているが、ぐるっと一周して呉羽の駅に着いた。
呉羽から富山に行き、h美ちゃんの車に拾ってもらい、市内でパスタのお店に行ってランチ。

読めない。お店の名前はilDesco(イルデスコ)


前菜は、マグロの瞬間スモークとオレンジのサラダ

h美ちゃんのパスタはえんどうインゲン豆とジャガイモのパスタ。グリーンのソースがとてもきれいで、ちょこっと味見させてもらったら(う〜ん、私もこっちにすればよかったかもしれない)というくらいおいしかった。

私はヤリイカとアンチョビのパスタ。味はオリーブオイルの利いた好みの味。ブロッコリーがたくさん入っていて、イカもいっぱい。
h美ちゃんと、アンチョビとオイルサーディンってどこが違うのか、という話しでちょこっと盛り上がる。

デザートはイチゴのソルベ。こんな気の利いたデザートがささっと作れたら最高だけど、イチゴといえば簡単にミキサーで作るイチゴジュースかイチゴジャムくらいしか作ったことない。
やはりたまには外でおいしいもの食べて勉強しなくてはね。(今日は勉強になったと思うよ!)
このほかフランスパンと飲み物がついてくる。
前菜もパスタもデザートも飲み物もすべてメニューから好きなものを選んで組み合わせることができる、
今日のコースは¥1,575のコース。その上もある。
h美ちゃんに車に乗せてもらって電車代が助かったのでちょっと贅沢。
道路を渡った向かいに、なんだか気になる感じのパンやさんが見えるので、行ってみたら…


そんなに人気なのか、ちょっとしか焼かないのか…
もう一軒、パンにはちょっとうるさいh美ちゃんが気になるお店があるから行こうというので入ってみた。

私はフランスパンがパンの中では一番好き。
たいていパンやさんに入ると、真っ先に、あのなが〜い姿を探し求めてしまう。
ありました。バゲットと、長時間発酵バゲット
ウチは大勢なので2本とも買って帰る。

こちらが普通のバゲット
国産とフランス産の小麦を使って焼いているそうだ。
値段は¥260。
子供の頃食パンか菓子パンしか食べたことがなかった時代に、母がフランスパンを買ってくれて、食べたときは「この世にこんなにおいしいパンがあるのだろうか」と思った。
以来、フランスパンは大好きで、焼きたてをそのまま食べるのが最高、次はバターをのせてトーストしたもの、とシンプルなのがもっとも味がよくわかっていいと思う。
T治郎は何もつけずに何度も切って喜んで食べていた。

こちらは長時間発酵バゲット
国産小麦のみ。細い。
短い方が¥180で、長いものはたしか¥260くらいだった。

切ると中は穴がいっぱい。
噛み応え十分のタフなパンだ。
紙袋のイラストもかわいくて気に入ったよ。
その後寄り道して花やさんなどに寄り、ハローワークにも行って夕方家に着いた。
家では土筆入りのチーズオムレツを作ったら、Aがいくつも食べていた。
T治郎は卵が食べられないが、「うまそ〜」とうらやましがっている。
彼は一人、今日も焼きそば。(キャベツのかわりにギビキの茹でたのを入れ、山菜とは知らずにペロリと平らげた。完全に食わず嫌いだわ。)