ごく普通のことだけど

日曜日、山を歩いていて一株だけゼンマイを見かけた。
採るのがもったいないような小さいものだったので写真だけ…
道中他のシダ類が地面からたくさん出ていたけど、実はこっちは食べられず残念。
写真でしか見ないとゼンマイと似たようなものだけど、全く違う。

上の写真はゼンマイ。
綿毛はふわふわでやわらかい。

こっちはゼンマイじゃないシダ。
名前はよく知らないけど綿毛が枝分かれしているような感じ。ちょっと硬そう。
遠くから見るとゼンマイかと思い近寄ると違ってる。
しかもゼンマイは葉は枯れて今の時期は何もないが、こっちのシダは青々とした葉が根元から地面に倒れている。葉の形も全く違う。
昔から山菜に親しんでいる地元の人は間違えようにも間違えられないけど、都会に育って山菜なんて全く知らずに育った人にはわかりにくいと思う。
私は子供のころは土筆くらいしか知らなかったけど、その後ヨモギを覚え、こちらに来てからはいろんな山菜を足で歩いて覚えてきた。
家には「食べるだけ」の人がたくさん(人数は多くないが食べる量がたくさん!)待っているが、彼らは取りには行かないけど昔から知ってる派なので違ったものを採ってくるとNGが…それで覚えたかも。
細いもの、伸びすぎて硬そうなものを採ってきてもブーイングが…
最初は「せっかく見つけて採ってきたのに」とがっかりしたが、慣れてくると「太いもの、柔らかいものしか採らない」ようになってきた。
また、そういうものが生えている場所もなんとなくわかってきて、走りの頃から初夏までの間右往左往するのが楽しみ。
今の時期富山の山好きの人は雪のあるところへ行くのが普通だけど、私はどちらかというと、雪が融けたあとのところを探して登っている。