北又〜杉谷〜楊河原遡行


遭対協の秋の訓練に参加させていただき、北又谷を遡行、カラ谷、杉谷、横山を越えて楊河原でテン泊、紅葉の中キノコにも恵まれ、無事2日間の訓練を終えることができた。
下山後は反省会で焼肉、家に帰ると持ち帰ったキノコの始末に夜遅くまでかかり、バッタリ倒れて寝た。
このルートは、江戸時代の加賀藩奥山廻りのルートだそうで、途中休憩場所にされていたという「杉谷の大桂の木」はちょっとないくらいの大木。
どのくらい大きいか、コンベックスを持ってくれば測れたのに、と思った。
なんせ江戸時代から「大桂」と呼ばれているので、その前からあったことは確か。
他にもこの杉谷には大木がたくさんあり、桂、トチノキを始め、上流には杉の原生林もあるという。
今回は上流は行ってないが、見てみたい木。



大桂の木には人が何人も乗れるほど。
これで根元は1本。



ここが楊河原。スリリングな遡行を終えて乾杯、ほっとするひと時。



地図を見るとわかりやすいが、カラ谷と杉谷は滝で出会っている。
それがこの滝。

で、北又谷本流から杉谷に入るのもいきなり大滝なので、今回のように山越えをして柳又に出るのが安全で速いルートだそうだ。
あの滝は普通の人では登れそうじゃないもんね。

帰りは藤橋下から林道に上がり淡々と歩いて帰ってきた。
今は草もそれほどでもなかった。
今回沢での訓練なので、歩くのが遅いと迷惑になるからと荷物を軽くして食糧も少なめで着替えも最小限で行ったけど、あとから他の人の荷物を運んだときもっと軽かったので驚いた。
帰りに林道に上がるとき、木の枝につかまったらそれが折れて、おっとっと、となり転がったが、大きなザックがクッションになり、どこも打たなかった。
参加の皆様、ありがとうございました&お疲れ様でした!