合ってると思うけど

私は「登山口がわからない病」なので、間違えて違う谷に入ったか、と思ったが、地図を見ると合っているようだ。
砕石場の一番上の道を入る、と聞いていたが、そこはワイヤーゲートにカギがかかっており、しかたないので、歩いて入ると、すごい草ぼうぼうで、「ワンワン!」と何かの獣の威嚇する声(犬っぽいけど犬とは違う)がして、いやな感じ、何気なく右を見ると、下方にいい道が走っているのが見えた、こっちか!
戻って、車でその道を入るとしばらくでワイヤーゲート。
バックで戻り、少し広くなったところに車をとめる。
作業道を歩き、左手に堰堤のバックウォーターを見ながら進む。
何か水が汚い感じだったが、にごっているわけではない。
砂が妙に赤いので、緑の水が茶色っぽく見えるのだ。
恐ろしい数の水鳥が浮かんでいて、私の足音に驚いてバサバサーっと飛び立つのだが、こっちが驚くくらいの音だ。

道からは負釣山が見える。

その道が突然なくなり、いきなり入渓。

狭い感じ、両側から壁(草付?)が迫っていて、暗い。
すぐに滝が現れた。これがF1かな、と思った。
高巻けばよい、と聞いていたが、登れそうだった。
落ちたら捻挫くらいする高さだったけど、よーく観察すれば、あるていどスタンスがあったので、最後右のブッシュをつかんで這い上がれば、悪いハングした丸っこい岩を避けられる、と思い、考えたとおりに登ったら登れた。
どうしてもブッシュを使わず、岩だけにこだわって越えるなら、真中あたりから水に濡れても左によっていけば行けそうだったけど、一人だし、危険じゃないほうに行った。
登ったはいいけど、滝を下降するには、ロープがいるようなところ、持って来てないので、巻き道を探して降りるしかない、でもとにかくもう一つだけ登ろう、と次のもう少し低い滝を登り、(こっちのほうが簡単だった)巻き道を探したら、すぐ見つかった。
釣り人の道かもしれず、F2からF1の釜に降りるように道がついていた。でもF1から下にも行けた。降りながら右側に今いる渓より大きい谷が見えたので、間違ってショボイ谷に入ったのかとも思ったが、後で地図を見るとそっちは小川本流のようだった。
今日は様子見だけで、何の装備も持ってきてないし、子供と付き合う約束だったので、これで引き返したが、ちゃんと1日かけて登る価値はあると思った。(滝の連続!)
安全のため、フリーソロ?じゃなくて、ロープ持参で。
ところで、富山労山に打谷の記録があるけど、何か私の撮った滝の写真とかなり違うのが気になる。やっぱ間違えてるんかなー??
http://www.toyama-rouzan.org/kiroku/2006/utidan/utidan.html
それとも、時間を見ると、最初の滝が歩き出して20分となっているので、私の登った滝は無視してどんどん上に行ったのかも。