濁谷山から剣岳


こないだ行ってきた濁谷山からの眺め。
毛勝も見えてたけど木があってすっきりとは見えない。
この山はほんとに頂上に着く寸前まで展望のない修行の山。頂上についたとたん剣が見える。
頂上はクマンバチがかなり多い。
帽子をかぶって(蜂は黒くて動くものを攻撃するらしいし)じっとしていた。
ついこないだまで見通しのよい雪山を歩いていたので、ずーっと樹林帯で何も見えないのは、始め「おっ?!」という感じだった。
私はどこからきてどこに行くのか?自分は何者なのか?ということが一瞬わからなくなる世界。(ずーーーっと見通しがなく延々と続く木、木、木…)
でも林の中にいるのはそれはそれで落ち着く。
ただし、竹薮に入る時は注意してないと、ほんとに「私はどっちから来たのか」ということがわからなくなり、帰れなくなる恐れがある。今回注意してて無事だった。
魚津から30分で登山口、そこから2時間で頂上、帰りはなぜか行きより長い2時間半で、家に着いたら12時だった。
大平山のちょっと上で蓑輪から来たという2人連れに会ったが、そっちは林道も登山道も狭くて悪いらしい。
魚津からは林道もスピード出せるいい道だし、登山道も新しく快適だ。ずーっと土で、トレールランニングもOKだと思う。
ところで魚津方面はクマが多いと聞いていたが、うわさは本当だ。
林道の入り口付近の道の真中にクマのウンチがドーン!という感じで山積みになっていたし、登山道でも大平山のちょっと上で行きも帰りも、私の鈴の音を聞いて慌てて「ガサガサッ!」と転がり落ちる音も聞こえたし、よーく見ると、竹薮の中に、黒くてモジャモジャしした塊が2つ寝そべっていた。(それは途中で遭った登山者も言っていた)
起きているクマは遭わなかったが、猿はいた。
ススタケはあまりなかったから、里に下りてきても当然だと思った。