車庫のペンキ塗り

屋根のペンキ塗り

午後からペンキを塗れとS作がおじいちゃんに言われていた。
高いところだし、一人だと時間もかかるから手伝ってあげることにした。
車庫の屋根なんて、見ることがないからこんなにさびているなんて知らなかったが、ヘリコプターからでも見たらすごいボロイ屋根だったことだろう。
2時間かかって完成。
高いところは得意だが、下から近所のおばちゃんが「あんたーこわくないがー?、あれ、おとうさんだと思ったら兄ちゃんけー!はやこんなでかなってー、高校生けー?」(じつは中2)と、のんきな声がとんでくる。
とちゅうハチがあまりにすごいので、T治郎に虫除けスプレーと白いタオルを持ってこさせ、S作にかぶらせた。似合いすぎだ…
ハチはかわいそうだが、ペンキのにおいに引き寄せられるのか、屋根に張り付いて足をペンキだらけにして、飛べなくなってしまう。こっちに来なければいいのに、と思うのだけど。
こっちに登ってくれば、と言っても「きけんだから」とハシゴの途中までだけ来ては下で見張り番(何の?)をしているT治郎。いても何もすることはないが一人で家にいてもつまらないからだろうか、ずっと下で見ていた。
夜、ジョギングに連れて行ったらよろこんで走っていた。