もうひとつの山開き

今日Kさん夫妻と風吹に行ってきた。
「山開き参加者の駐車場」と書いた看板があったのでKさんは「たしか来週じゃないの」と言っていたが、私たちは家を5時に出てるので車はらくにとめることができた。
その後大勢の人が上がってきて、私が途中Kさんの旦那さんを待っていると、二人連れのおじいさんが「お茶もっとるか?あげよか」とペットボトルのお茶をくれた。
参加者は何人ほどですか、と聞くとおじいさんは「さあな、100人くらいじゃないの」と言っていたが、たぶん50人くらいのようだった。
朝日の山開きと違い、リーダーとかグループとかはなくて、2〜3人づつでマイペースで歩いて小屋まで行き、小屋の外でタケノコ汁をみんなで食べるのだそうだ。
そのタケノコだけど、伸びて伸びてもう遅いと言う感じだったけど、地元の人たちが細くて長いタケノコの先だけ採って私にくれて「こういうのもおつゆにしたらやわらかくておいしい」と言っていたのでふーんそうかと思い少し道沿いのを採ってみた。
ところで今朝から不調を訴えていたKさんだが、登りで心臓がくるしいから低いところでタケノコを採ってるから2人で上まで行って来てよ、というので、よほど調子が悪いんだなと思い、Kさんの旦那さんと二人で登って行ったが、竹薮に入りだしたらじきはぐれてしまった。まあ、たまに道に出たりしてるうち会えるだろうと思い気にせず下の藪でタケノコを採っていたが長くなっているのと私も調子がわるくなりフラフラになったので(よく考えたらザック担いだままで急斜面を登り降りしてた)いったん下にいるKさんのところに行くと涼しい顔をしてタケノコをとっている。
しかも、極太のばかり。
私がさっきもらった細いタケノコを持ってるのを見て「こんなエンピツはとったらだめだわ。もっと信念をもって、太いのだけ採ってらっしゃい」と言われた。
弱ってると心配した私が甘かった。
もう一度上り返し、さっきの所まで戻る途中、Kさんのダンナさんに会い、「まいったじゃ、登山会の人で人で、怒られるか思うとととっとられんもんだ」と言われる。
私があの人たちもとっとったよ、と言うとそんならとるんだったが、もう伸びとっていやんなったからおりとるわ、と言うので「私もうちょっととってもいいですか」と言って上に戻った。人を待たせながら今度は伸びてないいいのを見つけ採っていたが雨が降ってきて、待たせたら悪いと初めて気がつきダッシュで降りたが登山会の人たちに行く手を阻まれ、すみません、すみません、と、何十人も追い越して走り降りた。これがマラソンならすごいというくらいの人数を追い越した(向こうは全然急いでなくて景色を楽しみながら歩いているので)が帰ってザックの重さを量ったら18キロだった。T治郎と同じくらい。これが30キロなら走れない。