雪の話

その雪の講演会に行ってみました。講師は立山の博物館の飯田先生という雪を研究している方です。
私の住む北陸地方は地球規模の環境の変化に世界中でも弱い地域のひとつらしい。それは何故かというと雪が降るか雨が降るかの境目の温度が2℃であり、-30度の地域とかに比べて2℃に近い気温のことが多いので雪が雨に変わった場合の影響をもっとも受けやすいからだそうです。
雪が雨に変わるとどうなるかというと、雪なら積もってなかなかとけずに春になってとけて流れて水になるものが、冬にいきなり雨だとすぐに海まで流れ去ってしまい水資源の量はすごく少なくなるそうです。
富山の北アルプス方面は日本でも最も遅くまで雪が残る地域でもあり、日本一急流河川は片貝川、2位が早月、3位が成願寺、そして4位がご近所黒部というのも知りました。
また、最近は典型的な冬型の気圧配置というのは長く続かなくなっていて、かわりに低気圧が入ってきて太平洋側に雪を降らせる天気が増えてきているそうです(というか天気予報など注意してれば気がつくこと?)まだまだいろいろあるのですが大変勉強になりました。
質問はありませんか?といわれ「これは新聞で見たので夢ではないと思うのだが、今年火星が接近するとか言うが大丈夫なのでしょうか」と質問しているおじいさんがいて、飯田先生は「恐竜が絶滅したのも隕石が地球にぶつかってそのとき衝撃ででたチリなどが地球を一周して日光をさえぎり気温が下がって絶滅したのではないかといわれています。絶対大丈夫だとは言えませんが私たちが生きている間に衝突しないでほしいと祈るのみです」といわれました。なんか誰がどうしたとか近所で言ってる場合ではない・・・