山菜探して…


里山に雪がなくなりそろそろコゴミあたりが出ているのではと昨日の午後出かけてみた。
寒かった午前中はどうしようか迷っていたが一大決心して出かけたら山は意外と日が差して暖かかった。
けど林に入るとやはり肌寒く、まだ早いかと思いきや、私より植物の方がかなり強いと見えて寒くても全然平気で芽を出している!
例年よりは多少遅めかもしれないが、彼らも年間のスケジュールがあり、そんなにゆっくりはしていられないのだろう。生きるのに一生懸命で、天気とかに文句は言っていられないみたい。
今の私なんて雨なら外に出たくないって言ってるけど、もしその日しかなかったらやっぱり雨でも出かけないと、山菜はすぐに伸びてしまい採るチャンスを逃してしまう。
だから時期になるとおちおち寝ていられなくて、毎日のように暗がりから出かけたりすることもあるけど、今年は欲張らず、少し食べられればよしとしなければ。
それでも今日はお祭りでゼンマイを煮た分の自分が食べたくらいは採ってきた。
家族全員の分となるとまだまだ…
でも他に食べるものが、大根とか魚とかあるし、塩漬けのふきもあるので、ほんと今年はがんばりすぎないようにしないと、もしも白血球が減りすぎて治療が受けられないようになってしまったら困る。
今日もコゴミを採っていてまだ採りたかったけど帰りが遅くなると疲れると思いたくさんは採らなかった。
ザックは小さめででかけることにしているし。
もう少しすれば奥山のウドやスス竹を採りにいけるのでそれまで我慢我慢。
今日は採ってきた山菜を塩漬けにしたり茹でたりして遅くまで台所にいたけどそんなに疲れなかった。
晩御飯も驚くほど食べられた。といってもご飯は少しでほとんどが山菜、ゼンマイやふきなら胃にもたれずどれだけでも食べられそう。
それが痛んだ体を修復してくれるような…そんな感じがする。
足で歩いて山の恵みをいただき、それを食べて元気になる、昔なら当たり前だった生活。
それを忘れて病気になった。
今度こそ治ったら自分に正直に生きよう。
世の中からはみ出してもいい。