検査の日

朝7時過ぎに家を出て、大学病院へ。
通学時間帯なので高校生がたくさん乗っている。
富山でバスに乗り換え、城址公園から西に折れしばらく行くと呉羽の山が見えてくる。
見事に竹林ばかりの山で、筍ーー!と心の中で叫ぶ。
あそこに行けば筍がある。
きっとあの山は誰かの山で筍は収入源なので、よそ者の私はそれを採ったらつかまってこってり油をしぼられることは目に見えている、だったら地元の山で知ってる人に頼んで掘らせてもらうのが一番だ。
スス竹は自由に採ってくるけど孟宗はやはり別物だ。
病院にいくのにこんなことばかり考えて、ついたらすぐ検査。
造影CTは喉が熱くなる点滴があるし、胃カメラは苦しい。
予防接種に連れて来られた幼児の心境。怖い。
でもCTはあっというまに終わり、胃カメラは麻酔を使うので安心していたが、実は麻酔があまり効いてなくて喉をカメラが動くたびにウエー!と思うが我慢する。
2回ほど咳き込んでしまった、でもそれはもうすぐ終わりというときに目が覚めただけであって大半はやはり寝ていたようだ。
その後ベットで休憩して帰るのだが本気で寝てしまった。
先生の話を聞いて、前よりかなり良くなっていることがわかって一安心。
体調が良いので悪くなってるはずはないと思うけど実際画像を見て胃が広がっていることや肺の水がなくなっていることを知り安心する。
完全に治ってはいないようなので薬は続ける必要があるが、いまは病院に逆戻りすることはなさそう。
通院治療でしばらく様子を見て軽い短時間の仕事ならできそう。
同じ病気で出たり入ったりしている人たちを見てきたので、私は恵まれている。
帰り、駅で多少時間があったので駅の構内のパン屋さんヴィドフランスのパリジャンを買ってきた。
長ーいパンで252円ってすごくお得だと思う。
いろんなパンがあるけど、私はこういうシンプルなフランスパンが一番好きだ。
小麦だけで作られていてパリパリの皮を噛むと中から柔らかくて味のする白いところが出てくる。
今回1本だけだけど、日持ちするなら2〜3本買ってきたい。
検査で朝食抜きだったんで家に帰ってチーズと紅茶で食べたフランスパンはほっとする味だった。
デザートが梅干というのはちょっと変わっているけどね。塩分に注意
バスの窓から、富山の桜は終わりつつあるなあと見ていた。