骨休め?

いつからか、海釣りにはまったhoochie家。
私は試験勉強があるので自粛しているが、ダンナは朝に夜にと全く家にいないくらい出かけては獲物を手に帰ってくる。(がっかりして手ぶらで来る日もあるけど)
今日は風も強く大荒れで釣りにならない日。久々に骨休め?
おかげで誘惑に負けず家で勉強することができたけど、半分はこれも最近はまっているパン焼きに時間を使う。
パンといっても自己流で、型も使わないしあまりいろんなものを中に入れない。
細かい作業をするのが面倒なので、バターロールの生地でもこまかく分けずにそのままドーンと塊のまま焼いたり(こうすると表面がパリパリになりフランスパン状態で中はバターの味)、そのパンを小さく切ってオリーブオイルとガーリックをのせてレンジでチンして食べたりワサビの粕漬け(師匠にいただいた)をのせたりと昨日はこのパンと、ダンナの釣って来たアジの刺身をつまみに去年作った山葡萄酒を飲みながら「蕨野行」を見た。(BSでやっていた)
60歳になったもの同士群れになって村から2里ほど離れた「蕨野」に行き、毎日ご飯だけもらいに村に帰りまた蕨野に帰っていくという毎日を繰り返しやがて蕨になる、という東北地方のある村のお話。
子供が「婆はいつ蕨になる?」というようなことをふつうに大人と話しているシーンが印象的。
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わらびのこう 蕨野行
原作を読んで見たくなるような映画だった。

実は山葡萄酒を飲みながら半分寝てしまったりしてハッと気がついて画面を見ると老人2人が雪の中を埋まりながら歩き(藁靴でのラッセル?)で意識を失ってまた目がさめる、というシーンがあったような…
こうやって1人、また1人…と死んで春に蕨になっていくのかと思うと今のお年寄りは幸せかも。
私たちが60になる頃は年金はほんのわずか。
まだその頃現役で働ければいいけどそうじゃなかったら私も毎日山に行って蕨になろうかな。
まあ今の60歳はまだまだ元気だから私の頃で言ったら90歳くらいの話かもしれないけど。
90歳となると、まだ半分ちょっと超えたくらいだから今から長い間できる仕事を見つけてがんばるしかないか、と思う。
社会的に認められなくなれば山菜とって魚釣って畑で枝豆とか大根作ってがんばるか。