ラジオ体操

訓練校で、朝授業が始まる前に全員でラジオ体操をする。
天気の良い日は外で。
今日みたいな雨の日は実習室で。
夏休みに児童会のラジオ体操の当番のとき、子供たちの体操を見ていて「なんてやる気のない」と思ったりするが、訓練校のラジオ体操は皆が真剣だ。
どう真剣かというと、前に曲げたり後ろにそらしたりする運動があると、「うう。」とうめき声があがるのだ。
長年製造業とか機械を扱う仕事を続けて来られた人たちで、腰をやられているというか、年齢もあると思うけど、特に後ろにそらす動きが大変みたい。
そんな大変な中、この年代の人って手を抜くことをしないので、「うう。」っとなるのだ。
私は今のところラジオ体操に差し支えるほどどこも痛くないので、一日の作業の準備体操として思い切り手を振り回し、ジャンプし、深呼吸する。
けど、今のところホントに使うのはラジオ体操とは関係ない指とか押さえる力とかなので、「指が固まった!」「腕が筋肉痛!」と仕事中も手を握ったり開いたり振付けたりしながらなんとか刃物を研ぐ毎日。