キャンプでフライフィッシング


平野部ではどうかわからないが、私が昨日今日と過ごしたある山上湖付近では雨はあまり降らなかった。
天気予報があまりよくないので、薬師方面赤木沢の沢登をやめて釣りとキャンプに変更し、合宿に出かけるというS作を送ってから8時過ぎダンナとT田さんとで高速に乗って出かけた。


天気が怪しいときはテント&タープが快適。
設営をすませ、昼食後近くの沢に入って釣り、そのあとまたダム湖で暗くなるまで釣り。
真っ暗になるまで釣ったが、沢で1匹釣った以外ダム湖では何も釣れなかった。
沢では正直釣っている時間より、糸がからまっているのを直したり、木にひっかけたりしてなくした毛ばりをつけかえたりしている時間が多いのは問題があるよね。
2日目で多少なれたがそれでも毛ばりはなくなる。
もうストックが少ないので来年沢に行きたかったらなんとかして今のうちに作っておかなければならない。
どんな毛ばりがいいかというと、「よく見える」「穴に糸が通しやすい形」「よく浮く」の3点をクリアしていれば眼鏡なしで釣りができると思った。
どんな昆虫をイミテートしているかはこの時期あまり問題にならないようだ。
今回はテレストリアル系(ほとんどそれしかBOXになかった)がメインで、沈んでしまうのでよけい見えなかった。
実際カゲロウとかも飛んでいるし、水面にもいたのでドライフライでいいんだと思う。
魚が食べていたのは黒っぽい細かい虫だったので、私の使ったやたらでかいブラックアントもある意味正解。(黒いので見えないことは見えないが。)
それより狙ったポイントにフライが着水しないのは困りものだった。(木にひっかけないかとビクビクしてキャストするのでよけいひっかかるし)
数年に1回沢でしか釣らないし忘れてるからこんなもんでしょう!

雨が降っていても屋根があればその下でご飯が食べられる。
もちろん狭いテントの中で危険と隣り合わせ(よく中で火を使っていて熱湯をかぶったり、炎が上がったりとか危ない話はよく聞く)の食事をするより安心。
久々に外での食事ができたのと2年ぶりの川釣りが楽しめたのでよかった。
雨だったら狭いテントで気をつけながらストーブでの料理になったと思うが、外でのんびりパスタとビール、虹鱒のムニエルで食事、その後テントで夜遅くまで音楽を聴きながら過ごした。



今日は見えてる山に藪こいで行くか、また釣りをするかの案があったが釣りにした。




私は昨日は1匹、今日は4匹だった。
昨日釣ったのはまともな岩魚だったが、今日はダム湖で遊びで小さい5センチくらいの魚を狙って釣って2匹釣った。あとの2匹は沢の岩魚。
岩魚は釣ったというより釣れていた、というほうが正解で、狙って釣ったのはダム湖の小魚。
普通の人が見たらなんて馬鹿なことをやっているのかと思うかもしれないが、ワーっとフライに群がってくる小魚を鉤にかけるのはとてもおもしろかった。
最初大きい毛ばり(そのほうがよく見えるから)をつけていたが全く釣れないので、もしかしたら鉤が大きすぎてかからないのかと、小さめの毛ばりに変えたら釣れた。
写真を撮ったが魚がクルクル動くからかボケてしまった。

魚は何かわからなかったが多分虹鱒の稚魚。
もちろんリリース。
ゆっくりお昼を食べて2時半頃帰途に着く。
昨日からポツポツと他の釣り人も見かけたが、釣れたところを見たのは2回。
湖の釣りってむづかしいんだね。


紅葉がそこらで始まっていて、所々に彩度の高い赤が見え、近寄ってみるとモミジだった。

ニッコウキスゲの実もたくさんなっている。
リンドウも多い。
夏に来たらどんな風景なのか気になる湖だった。