体力の限界

お盆にT治郎と川で泳いだ。
誰も泳いでないところは嫌だというので、人が大勢泳いでるポイントで泳いだのだけど、その大勢の人が泳いで渡っている島が見えたので、2人でそこを目指したのはいいんだけど…
近所の海の離岸提より多少近くに見えたその島も、流れの速い川ではかなり力を使い、しかも、T治郎は足が立たなくなると、私にしがみついてきた。
肩にしがみつかれて泳ぐのはとても体力がいる。沈まされて、水が口にどんどん入ってきて苦しい。もう少し島が遠かったら力尽きておぼれたかも。
島に渡っていた人々はどうやって行ったかというと、浮き輪やゴムボートでわたっていて、実力で泳いでいた人はいなかったようだ。
海より川の方が厳しいのだと初めて知った。(川で泳ぐことはあまりないので)
島に着いても、島の岩のふちに手でつかまってもなんか流されそうになり、もう、T治郎の体重を支える力はなかった。
「自分で這い上がれ!」と叫んで手を離し、T治郎は必死で自力で岩をつかんだ。もし流されても私は助ける体力が残ってないほどだった。
信じたT治郎の体力で自分で這い上がってくれた。
ところが、ちょっと休んでいると回復してきて、帰りは楽勝でつれて帰った。
肩に体重かけられても、水を飲まずに泳ぐコツがわかったし。