天狗原〜風吹大池〜木地屋テレツアー


Y田さん、Z田さんたちとテレマークでロングルートに挑戦。
車4台で10人。まず木地屋に2台デポ、その後栂池に2台で行き、ロープウエイの始発に乗る予定だった。
が!ゴンドラの駅に行くと、機械点検中につき、しばらくお待ちください、とアナウンスが入り、なかなか動き出さなかった。
大勢のテレマーカーやボーダーが並んでいる中、1時間くらい待った。その間、Kさん(山菜の師匠で山スキーヤー)にばったり遭って驚いた。単独で白馬乗鞍に行くと言われた。
栂池についたのは8時だったのに、ゴンドラが動いたのは9時過ぎてた。(長かったー)
ゴンドラ・ロープウエイを乗り継いで(1720円也)自然園で降り、天狗原に向けて歩き出したのは10時頃だった。1時間ほどで天狗原到着。同行のヒロシ君は一人先行して白馬乗鞍の頂上まで行き、滑ってきてちょうど合流。(速いなあ…)が、彼は、「大事なことを思い出しました!」と急に言うので(何かな)と思ったら「デポした自分の車のキーは栂池に停めた車の中です」だと!
いまとなってはしかたない。木地屋で2台ある車のうち1台で栂池の2台を取りに行って、キーのない車と、乗れないメンバーは木地屋で待つしか方法がない。
シールをはがし、風吹大池を目指したが、わりと最初の頃に急な斜面があって、ビクビクしながら滑っていると転んでサングラスに雪が入り、何も見えなくなってしまった。
これはどんな手を使ってでもなるべく転ばないように行くしかないな、と思って、斜滑降キックターンとかボーゲンでスピードを出さないようにしてなんとか滑ったが、他の人は普通にテレマークターンで駆け下りて行くので待たせてしまい、写真を撮る余裕なんてなかった。
スキーを揃えてゆっくり行くような尾根沿いとか、林の中とかはさほど怖くないのだけど、急なあまり広くない斜面とかだとビビるあまり、体が固まってよけい転んでしまう。不思議と林の中のほうが恐怖心がなくて、普通に滑れた。(木があるからぶつからないようによけていると気が紛れるのだろうか)
風吹大池に着いたらたぶん1時過ぎていた。
池の端っこで宴会。
このときはまだけっこういい天気だった。

1時間ほどして出発。大池の西側の林の中の斜面をなんとか下りて、ウド川源頭を目指した。
あんなに天気がよかったのにこの頃からガスが急に出始めて、あっという間に回りは真っ白、やはり天気予報では午後からあまりよくないようだったが、本当だった。
GPSが3台もあるので大丈夫だとは思っていたが、途中でちょっとルートファインディングを誤り、(私はGPS持ってなかったけど、先頭の人についていったら、途中から様子がおかしくなったので、ルートがわからなくなったのかと気付いた)こういうときは戻るのがベスト、ともときた道を戻り、なんとかルートを発見、無事林道に出ることができた。白池付近だったが、除雪が入り、林道を滑って下りることができなかった。(一体歩いたらどれだけかかるのか…)
この頃たぶん3時過ぎていた。そのまま林道沿いを滑ればいいのでは、と思っていたら、他の人はもっと快適に滑れる地点を目指して林道を離れ出した。
ガスの中バラバラになってはまずいので、一緒について行ったが、どうも、なんか様子がへん。またルート見失ったかと思ったが、GPS3台とみんなの知恵で、また無事林道に戻った。
晴れていて展望があれば、こんなことはないが、ガスが出たときこそ、ルートファインディングの能力が問われる。(私はただついていっただけだけど。GPSはなくてもだいたい方向感覚はあっていた)
もう時間も遅いし、林の中で暗くなってはまずいので、修行かもしれないけど、スキーかついでテレマークブーツで林道を歩いてきた。
白池からなんと1時間近くも。
慣れている人はズックを持っていて、スキーにブーツをつけたまま担いでズックで歩いていたけど、私は
重いブーツを担ぐのがいやで、ずっとテレマークブーツで歩いて足の裏が疲れた。
なんとか明るいうちに木地屋に着いたけど(5時半頃)車を栂池まで取りに行かなければならないし、その間7人でそのまま道路で待っていた。小雨も降ってくるし、ビールもないし、おにぎりとか食べながら話したりして待っていた。けっこう寒かった。(でも、山の中で暗くなって雪の上ならもっと寒い。車のとこまで来れただけでも一安心なのだ)
暗くなった頃、3台で戻ってきて(もともとキーがあれば、このまま栂池に行ってすぐ家に帰れた)やっと乗り込み、車のヒーターで暖かくなった。