毎日思ってはいるけど

このまえの日曜、S本さんにご馳走になった「アザミの煮物」が煮てあるとは思えないほど歯ごたえがあった。思わず「これって煮てないのですか?」ときいたほどだ。(醤油漬けかと思った)
「煮んにゃあんたどうすらよ」と笑われたが、その作り方を教えてもらった。
まず塩漬けの段階からちがう。
私は塩を入れて重石をするのだが、どうも重石が軽いようなのはわかっていた。
しょっちゅうとってきてはまたつけるので重たいのが面倒なのもあるし、その頃家には漬物だらけなので石があまってない、というのもある。
これは、海洋深層水を使う、というので解決されるらしい。
塩漬けして色が悪くなるのは水があがるまでに時間がかかって、その間に黒くなってしまうので、深層水を使えば最初から水に浸かっているので色がきれいに仕上がるのだろう。
で、塩出しの方法はほぼ合っていて、その後の煮る段階が大きく間違っていた。
煮てはならないのだった。
出し汁に入れ火にかけたら、煮上がったかなと思ったとたんに火を止め、冷ます間に味を染み込ませるそうだ。煮れば煮るほど味がしみるわけではなく、70度前後が最も適当な温度だそうだ。(おでんと同じだそうだ)
それぞれ出身地とか好みの問題もあるだろうが今度この方法でやってみようと思ってはいるけど、(うちに塩漬けもあるはずだし)家に帰ると他の片付けなければならない食品が冷蔵庫にあったりしてなかなかとりかかれない。
どうも”とってくるのがおもしろい”=”みんながよろこんでたべてくれる”ではないというのも影響しているが、冷凍庫にも去年の獲物が何かあったりする…
といっている間にも、今年のシーズンが近づいてきているのだ。
(結局とるのが一番おもしろいんだよね)