フーチの立場

先月他界した猫のフーチとしてはストーブの前に転がって伸びているのが仕事だったが、私は元気なときはそのそばをドスドスと小走りに動き回りたまにしっぽ踏んだりして「あー、ごめん!」で済ませていた。
今自分が同じような姿勢で転がっていると、元気のいい者たちがドスドスと飛び回り大変頭に響くのである。
じゃ2階で布団に入って寝れば、と思うけどそうするとみんなサボるので、しかたなく見張っているのだ。
もっと弱いものの立場を理解してあげよとの天国からのフーチの戒めととり、回復した折には老人や子供にもっと優しい人間にならなければならないのだろうか。(それが元気なときには意外とむづかしいんだよね。)