杉谷の桂を見に行ってきた。

これで1本の木なんて!

黒部奥山廻りのルートと思われる道無き道を通って(あるような、ないような…)幻の大桂の木を見に行ってきた。
こういうところにはなかなか一人では来るのがむづかしいので、メンバーが集まったとき話に乗らないと。
行きに林道ゲート付近で、朝日小屋関係者のSちゃんや、K原君たちに会った。
北又小屋ではbanchiさんが朝早くから来ていた。
行ったことあるのは主人一人で、あとの4人は全く初めてだったが、4人とも、山・沢・クライミングテレマーク等の仲間なので、こういう探検は得意分野。水に浸かるのは10年ぶりくらいの私も、元沢屋なので、シューズ等装備はバッチリ持っていた。(が、15年以上前に買った物なので、途中ビリッといかないか心配だったが)
長年川を歩いていなかったが、なんとなく歩いているうち感覚が蘇ってきた。
今日は滝を登るとかそういうのはなかったが、目標の杉谷に向かうのに、尾根を2本乗越したのが核心と思う。
行きに急斜面を下りるのにロープを使ったのと、同じ斜面を帰りに軽アイゼン履いたくらいで、あとはひたすら川歩きと、地下足袋にチェンジしての泥斜面やらガラガラのルンゼ歩き。
北又の三段滝付近の入り口を出発してから3時間で杉谷の大桂の木到着。
一緒に行ったU子さんと一緒に写真をとってもらった。
何本かに元の方で分かれているが、実はこれで1本の木なのである。ものすごい巨木。
乗っている人の大きさから考えると…(乗っている地点は土さえ積もっている!)
この写真は根元の方で、上はまだまだある。
実は1泊でもっと山奥まで行き、河原でテン泊する予定だったが、もしかしたら台風の影響があるかもしれないというので日帰りになったのだ。
そのおかげで私も行くことができた。