11時半頃外で鳶の鳴き声がするのに気づいた。空を飛んでいるにしてはすごく近くに聞こえる。窓から見ると電線にカラスが止まっていて、くちばしを動かしているので「えっ!カラスが鳶の鳴きまね?!」と驚いた。
が、よく見ると、すぐ横の電柱に本物の鳶が止まってないている。
30分以上も鳴いているので(しかも困って誰かを呼んでいるようだ)親とはぐれた子供の鳶かとも思って昼休み外にでてみたら大きさは大人の大きさで私を見ると飛び去った。(てっきり飛べなくなって困っていると思ったら)が、羽はぼろぼろだった。それが、飛び去ってあまり遠くないどこかにとまっているようでいまだに鳴きつづけている。1時間以上になる。何かお力になれないでしょうか。(人間なら家に電話くらいかけてあげるのに)
隣の席のN井さんの話では、昔会社で鳶を飼っていたことがあるそうだ。
どこかの工場の煙突のなかに巣をかけたものの雛2匹を引き取ってきて(商売は鳶職、同じ鳶同士粗末にできないという理由だそうだ)いわしをエサにして飼っていて、1匹は死んだが、もう1匹どうなったか長年ここに勤めているN井さんも覚えていないそうだ。
「そのときの鳶が会いに来たんじゃないの」というと「まさか!」と笑っていたけど、私は鳶の声自体何年ぶりで聞いたかわからないくらいだ。
鳥が道に迷うかどうかわからないが、もしかしたら、カラスに子供をとられ怒っているお母さん鳶かも、と勝手に想像。
まだ鳴きつづけていて、よく声が枯れないと思う。なんか気になるなあ…