シューズが来た。

注文してあったクライミングシューズが来た。
FIVETENのWomen'sベルクロ 23cm。
一昨日まで5年間苦楽を共にしてきた、穴のあいてしまったスカルパのシューズにお礼を言って、箱にしまう。
底もかなり減ってしまったが履きやすいシューズだった。
この靴のおかげでどれだけ小さいスタンスに安心して立てたかわからない。
時間に余裕ができたら穴を修理して足の小さい人にシューズを貸してあげるときに持っていくことにする。
今日は新しいシューズで初めて登ったのだが、最初なれなくて思い切って立てない。115度ばかり登っていたが、せっかくのソールの性能を試してみなくては、と、スラブの極小スタンスにのる訓練。
極小、と言っても手で持つのには十分すぎる幅もあるのだけど、斜めに下がってまるっこくなっているので信用ならない。
どうしても怖くて隣の木製ホールドに逃げてしまう弱い自分。
落ちてあごを打つのが怖いのだ。
が、新人でメキメキうまくなっているEさんが、ダメだと思うとパッと後ろに思い切りよく飛び降りているのを見て、(そうだよね、もし落ちそうになったら後ろに落ちれば大丈夫だよね!)と自分に言い聞かせ、あとは運と新品のソールに命を預け?チビ○スタンスに思い切って立った。
大丈夫だった。落ちるわけない。(と、一度立ったから言えるけど)
滑ると思えば滑るし、全然大丈夫と思えば大丈夫なのがこの世界。来週は、右の方にあるジブス(小さいかけらのようなもの)に立つ修行。
今日はこの他にルーフ越え(屋根状になったところの上の壁に出ること)も無事にできたし。ここもロープなしだと怖くて今まであと一歩のところで引いていたのだが、今日は落ち方を考えて、コンクリに頭をぶつけない落ち方を自分に言い聞かせ、登った。落ちずに登り、飛び降りるときも余裕だった。
以前のジムだと、低いところでもロープで確保してもらって、何度も落ちては休んだりして登っていたのだが、今のジムで、この低さでビビる人は誰もいなくてロープだすことすら稀。下りるときのことを考えて自力で登るしかない。