生きてます。

駅伝の後、らくちーので反省会、家に5時ごろ帰って、T治郎は兄といっしょにお菓子とするめを食べ、私と買い物について行って家につくと、アナフィラキシーを起こした。
知らない人は知らないと思うが、命にも関わるアレルギーの発作だ。
全身に蕁麻疹がでて、痒くて痒くてかきむしっているうち、ゼイゼイ言い出し、その後呼吸困難、チアノーゼ、と、見ているだけで怖い状態。
幼児のころにも起きたことがあるので、咄嗟に判断して、即病院に連れて行った。
ラッキーなことに、当直の医師が、小児科の医師に電話連絡をとってくださり、意外と病院の近くに小児科の先生がおられたのですぐにかけつけ、注射、みるみるうちに顔色がもどり、呼吸もできるようになった。
薬が切れてまた発作を起こすといけないのでそのまま入院した。
(らくちーので風呂にも入って、ご飯も食べていたので、もう寝るだけなのでよかった。)
そして、次の日一日点滴と注射で様子を見て、今朝点滴を外し、退院してきたのだった。 
仕事は昨日と今日の2日間休んで(病院の隣なので、昨日は少し顔を出すこともできた)
点滴の見張りと、日ごろほったらかし状態のT治郎の話相手。
2月にも一度入院していて、またか、という感じだったが、今回ははやく帰れたので、それほど仕事に穴をあけることもなく、家も混乱することもないと思うけど、一番混乱したのは私。
給食が食べられなくなったからだ。(毎日お弁当を持たせなければならない。それも、あんまりおいしいものはいれられないのだった)
今、治療をうけ、薬が体内に残っているのでアレルギー検査を受けてもまともな結果が出ないため、3週間、間をあけて、検査をうけ、それで何を食べたらいけないのかをはっきりさせるそうだ。
それまで用心のため、卵、乳製品、イカ、ピーナツ厳禁だそうだ。
なかでも、イカまたは、小麦製品を食べた後、走るとアナフィラキシーを起こすことがある、という話を聞いたときは驚いた。
するめはT治郎の大好物なのだ。パンやうどんも。
走らなければ大丈夫なのだが、毎日がハイテンションな彼に、走るな、というのはかなりムリ。
するめを禁止するほうが簡単なのだが、それも、検査するまではっきり犯人ときまったわけじゃなし、なんだか正体のわからない悪者と戦わなければならないので、元気なくなる。
しかも、食べた後2時間は油断できないらしいから、ご飯たべさせて一安心、トレーニングにでかける、という生活もできなくなってしまった。
忙しい忙しいといいながら、けっこう走りに行ったりしていたのが、ものすごい幸運だったことなのだ、と、失った今、改めて感謝したり。(駅伝終わってからでよかったなあ)
けっこう長い間アレルギーになやまされ、いろいろ生活に制限をうけていてここ最近やっと自由が手に入った頃の出来事だったので、本人も私もショックだった。
でもともだちと同じモノが食べられなくても生きていれば、いつか治ってまた楽しいこともあるだろうから、今はとりあえず検査の日までがんばってお弁当作らなくては。