ファンヒーター

初めて子どもが生まれたころ、名古屋の実家に帰っていてこちらに赤ちゃんを連れてくるのに冬なので寒かろうと思い、ダンナが新しいファンヒーターを買って用意していてくれたのだった。それが去年壊れてしまい、今年もう一度治らないかと修理を試みたが素人の手では治らず、修理に出せばお金がかかるということで放置されていたが今日思いきってゴミに出してしまった。
T治郎が保育所に行くとき目に入ったのだろう、「あ、あそこにうちのストーブある。」と残念そうに言うのだ。
他にもテニスのラケット等が他のゴミ置き場に捨てられていたりうちのよりもっと新しそうなストーブが捨ててあるのをみて「もったいないねー」と溜息をつくT治郎。
小さくても、物の大切さがわかっているのだろうか、大人の私たちが意外と粗末にしているのを子どもたちはどう思っているんだろう、いちいちかかわっていたら生活できないので思いきるときは思いきって処分しなければうちじゅうゴミだらけになってしまうんだけど、買ったときはゴミではないはず。それをゴミにしてしまう生活が不思議だけど、人間は常に中身が変わっていくのでしかたない。
自分の体くらいは処分しなくてよいようにしなければ。