自分なりにバランスをとっていた。

朝から晩まで家(もしくは家族だけの仕事場)にいなければならなかったら、ふつうは孤独だと思う。
しかも雑用は山積みで、やって当たり前、やってなかったら「何遊んでたんだ」という光線を浴びせられる。
たまにちょっと山に行くことでバランスをとっていただけ。
外の空気、広い世界。
子どもが保育所に行ってる間に本屋さんに行ったり、洋服を買いに行ったりする人だっているでしょう。それは普通のことではないですか。外に出て仕事をしてる人だけがお金を持ち、自由を持つことが許される、というのはあまりにもつらい。
みんな家をほったらかして出て行くけど、私もそうしようか。山に1回行くというだけで、次の日の食事の用意までして、ネコのトイレも掃除して、自分のお弁当はもちろん自分で作って、帰ってからも散らかった家を掃除し(私はいなかったんだからちらかしたのはわたしではないのに)、食事を作り、採ってきたキノコも全部自分で手入れしているというのに、だれが困ることがあるんだろう。
男の人のように、お弁当作ってもらって、朝も起こしてもらって遊びに行くのではないのだ。しかも帰ったら食事が出来ているでは。洗濯もしてもらって。私は全部自分でしてあたりまえ、そりゃ強くなるよ。怖くもなるよ。だって、かわいがられてないもん。みんなから。
みんなのこと考えていろいろやってるのに、急に突然用事を言いつけられたり突然「今から会合だったから代わってくれ」ということが何回か続くとある程度は我慢するけど、なんかだんだんついて行けなくなってきた。私だってぼんやりしているんではないのだ、忙しくて忙しくて走りまわって時間を作ってると言うのに。
みんなの用事を私がしている。自分のことはどこにいった。いやだいやだ。
これ以上続くとまた胃潰瘍になる。もうすでに胃が痛い。
人が見たら遊んで暮らしているように見えるかもしれないけど、全然遊んでる気がしない。言わせてもらえば一日6回7人分(7人が6回食べるのではなく、2回に分かれて3食食べているので)の食事の世話だけで、一仕事だと思うんだけど、誰もそうは思ってない。今日は悔しくて眠れない。