キノコ修行・鑑定編

さて、表が青で、裏が紫のヌルヌルキノコ、いろいと本やネットで調べたが、名前はわからないがこのようなタイプに毒なキノコはなさそうなので、思いきって食べてみることに。
しかし名前も不明なものをいきなり人に食べさせるのもなんなので、まず、(ちょっとしかないし)油で炒め、醤油と酒で味付けし、自分で食べてみた。夕方なので、もし中毒を起こしても、真夜中ではなく、常識的な時間に医者に行ける。
でも、心の中では、(ちょっとくらい、下痢をしたり、吐いたりしても、家族には内緒にしておこう)と思っている。
怪しいことをしていると、次からキノコなんか採りに行くなと言われそうだから、目立たない範囲内で、試食してみる。そんなこと考えるにも及ばず、一口食べたら、まあ、食べられて、飲みこんだ、でも、次にもう一口食べようとしたら、苦くてまずくてあまりのまずさに飲みこむことができず、残りのは捨てた。
飲みこんだのが毒でなかった証拠に、私は何ともなかった。
でも、食べられるキノコで、「苦いので、ゆでこぼしてから料理する」というものもけっこうあり、それだったのかとも思うけど、おいしくないものは、毒じゃなくても採ってこなくてよい、と思った。(それほどまずかった)