キノコ修行・採集編

昨日の朝、車で走っているときに今から自分達が行く山の上1割ほどが、雪で白くなってるのを見てたくせに、登山口に着いたら寒くもなく、天気がよかったので、そのままふつうの格好で歩き出した。普通の格好、といっても、もう下界でも寒い時期なので、上はジオラインの下着、マイクロフリース、下はトレールパンツにスパッツ(藪に入るのが朝だと、一応スパッツはつける習慣)という、歩いたら暑そうな感じ。
でも、そんなに走って歩くわけでもないし、適当に寒いのでちょうどよかった。ところが!
キノコが現れ、採るのに夢中になって、「あー、地面に雪があるねー」「うん」「日が昇ってきたら、霧氷がきれいだね」「そうだね」「雪が増えてきた、写真とりたいな」などと言いつつ、キノコに目がくらんでカッパを着るのを忘れて、気がついたときには全身ずぶぬれ、(木の上から落ちるしずくやら、転んでシリモチやらで)ものすごーく寒くなっていた。「もうこれだけとったからあきらめて、帰ろう」と、言い出す始末。
今更カッパを着る気にもならず、頂上まで行けば、少しは暖かいのでは?と、頂上を目指し、ついでに昼食。
やはり、林の中より開けた頂上の方が暖かかった。(天気がよく、風がないからだけど)
でも、濡れたものをそのまま着ていてはやはり寒いので、唯一持っていた着替え(クロロファイバーの長袖)に着替え、その上からカッパを着る、あったかーい!問題のズボンはどうしたかというと、着干しできる程度じゃなかったので、誰も見てなかったし、カッパのズボンに着替えた。カッパのズボンは、暑くて、足が上がらず歩きにくい、という印象が今まであったが、それは、普通のズボンの上にはくからで、単体で着れば、これほど快適なものはないことを発見。さすが、ゴアテックス、歩いても汗を放出してくれて、しかも、多少転んでも中まで濡れないので、もう寒くならないし。普通のズボンよりゆったりしているので歩きやすい。
はじめからこれ一枚で行動すればよいのでは、と思えてくるけど、ちょっともったいないかな。サイドにファスナー等なくてもいいから値段がもうちょっと安い、ズボンだけ、って言うものがあればいいなー。はじめ、カッパを素肌に着る、というのは抵抗があったけど、ゴアの3レイヤーの裏は着心地がよくて以外と暖かかった。それで、生きかえったので、また、性懲りもなく倒木を巡り、危険な場所に大クリタケを発見、木につかまって宙吊りの態勢で(いちおう、崩れやすい土の上に足はついている)全身伸びきって、やっと手が届く状態で採る。その日とったどのナメコより大きいクリタケに満足。(?)
あと、よくわからないけど、青っぽくて、裏が紫のヌルヌル系キノコを見つけ、採ってきた。今のところ本で調べて候補はアオイヌシメジ。