強風の頂上

15日の朝、起きると外が白っぽいので寝過ごしたか、と思って時計を見たら4時だったので、W山さんと、頂上に向いました。
W山さんは今まで5回も朝日に登っていて、一度も頂上に行ける天気に恵まれなかった、と言うので、今回運良く晴れてアタックしました。(ヒマラヤ並み??)
ふつう1時間で行けるので、私はもうちょっと欲張って、前から気になっていた「吹き上げのコル」まで行くことにしました。W山さんは頂上で待っている、と言ってくださり、ヤッケとお菓子をわたし、一人で坂を駆け下りました。
バイトの子たちは20分くらいだと言うので、ガスのなか、時計を見ながら行き20分たったとき看板が現れたので見るとそこが吹き上げのコルでした。
そのころちょうど明るくなり、もう空高く上がった太陽が、ガスの中に消えたかとおもうと次の瞬間にはボワーッと目もくらむばかりに光り輝き、また、ガスの中に消える、という、不思議な現象を何度も見ることができ、これがいわゆるご来光か?!(ほんとは太陽が上がる瞬間のことを言うのだと思うけど)と感動して見ていました。ご来光は10数年まえ、ワンゲルの夏合宿で見ているのだけど、それよりも、今回のもののほうが、神がかっていて、すごかったです。太陽が雲から出る瞬間は本当に世界中が光に包まれてしまうくらいまばゆいのです。
W山さんも頂上で同じモノを見たそうです。
吹き上げのコルは、名前通り、風が強く、ガスっていて他の山や、下界が見えないのが残念でしたが、次回蓮華温泉から登ってまた見たい、と思います。
下のほうにまだ雪が残っているのがわかりました。
北又側と蓮華側、植生が違うのがよくわかりました。
小屋に帰る途中、雷鳥がいました。