戸倉山

みちしるべ

ブナ林

と、検索すると、駒ヶ根にある戸倉山が最初に出てくる。でも、私が用があるのは、根知にある戸倉山。去年は小谷、根知方面に数回行ったけど、道がまだよくわからなくて(とくに、駒ケ岳に行くアプローチはたくさんあって)解明したい地区なのだ。昨日その、戸倉山に行ってみた。
地図はあるが、解説本なし、情報はWEBで探して来た物をメモった紙切れ一枚。
方向音痴で、いつも登山口にたどり着くのに苦労してる私のこと、今回もやってしまった。
シーサイド(スキー場)を過ぎて、まだまっすぐ行くと、工事してた。工事の人に「戸土(とど)ってこの先ですか」と聞くと、そうだと言う。
住む人は少なくなり、ほとんど別荘化しているという。戸土に着き、部落で管理してると言う温泉(なんか、コンクリートの箱にふたがしてあって、蛇口があったので、出してみたら冷たかった)を横目にみて、車の入れない林道を歩き出す。しばらくで、右に「塩の道、大網峠方面・戸倉山・白池」という道標があった。けっこうわかりやすい、と思って、道なりに行くと、最初はいい道だが、だんだん杉林のなかに枝分かれして、右に平らな萱場を見る頃にはわけがわからなくなっていた。塩の道、って言ったら有名だよな、でも、雪が融けたばかりで道があれてるのかな、とおもいつつ、道を探すが、複雑な地形で迷いそうになる。これはあきらめて引き返すしかない、と、分岐のところに戻ると、なんと、二股にわかれていて、正しい道は左にカーブしていて気づかなかったのだった。
その道は、さすが塩の道だけあって歩きやすいし、迷うことのないいい道。
まもなく白池につくと、なんと、大々的に工事をしていた。木道をつけたり、木を切ったり、整備して公園でも作るつもりかな。
池を通りすぎ、次の角間池(トイレもある)につくと、今度は戸倉山登山道と書かれた標識にしたがって右折、急登。
出てきた時間も遅かったしさっき迷ったので、昼をだいぶ過ぎているが、標識によると頂上まで30分らしいから、気にせず行くことに。(結局25分でついた)
道にNo.1から短い間隔で、木の杭に番号がふってあり、それを探しつつ歩けば迷うことはない。というか、雪がなければ道がはっきりしてるのでOK。雪があったら杭(20センチくらいかな)も埋まって見えないし、自分で判断して歩かないと行けないだろう。でも、木が埋まってればそんなにむづかしくないかも、なにしろ密生した低潅木がほとんどだから、展望はないし、道をそれたら歩くのは簡単じゃない。
頂上直下まで展望はなく、頂上にでたとたん、360度の大パノラマ。
雨飾山が正面に大きく見える。左手には、鋸や、駒ケ岳が、右には大渚山。
もうちょっと、かすんでなかったら、白馬方面も見えるのに。
頂上でコーヒーを沸かし、飲みながら絵を描き出したら1時間近くたってしまった。
帰りに雪のあるところで少し迷ったが、NO杭を発見することができて、うまいこと帰ってこれた。ブナ林下のカーブした地点。行きにはわかりやすくても帰りにまっすぐ行ってしまい迷うことはある。以後注意。
それにしても、山中コゴミだらけ。(幻とか、言ってた自分が…)