クロダイの刺身


海釣りに、釣れても釣れなくても毎日のように通っている夫がついに大物を釣ってきた。
つい最近までなかなか釣れなくて、(いったい魚はどこに行ったのか)という感じだったが、暖かくなり毎日何かは釣れているようだ。
昨日の晩にクロダイ。今日刺身にしてみんなで食べた、
一昨日だかはサゴシを釣ってきた。これは西京漬け。
今朝はツバイソ、味噌煮に。
こっちは山菜を午後から採ってくるので始末に忙しい。
刺身をつくるのも山菜の保存もおそらく私くらいの年代だとできない人がほどんどだろう。
刺身が作れる、と言っても、きれいにはなかなかならないけど。
食べておいしければ…誰も文句は言わない。
これは特技だ!といってもいいのかもしれないけど、昔の人なら誰でもやっていたと思う。
と、思っていたら義母は刺身はできないしゼンマイの塩漬けもわからない(ワタはとってくれる)というので「なんか反対じゃない?」と思った。
けど、今の60代70代の人って、景気のいい時代に子供を育て、定年後もわりと生活には困っていないようで戦争中はともかくとして最近はお金ですべて解決してきたのでは。
私が年寄りになる頃は年金もちょっぴりしかないようだ。とても生活できるとは思えない。
ここのような海も山も近いところに住んでいる限りは、ちょっとした技があれば山菜・野草・魚などがたまに手に入り、また人からいただいたりしてお金が少ししかなくても食べるだけはなんとか食べられる。
でも刺身が作れなかったら、せっかくの大物も煮付けたりするしかないし、山菜も保存方法を知らなかったらたくさん採れたときなど配り歩くのに大変だ。
私は魚は自分で釣ったものを料理するのに本で覚え、山菜は師匠から習った。
お店を出せるほどプロ級の腕前ではなくて、困らない程度に知っているというくらいだけど。
畑も少しはあるんだけど、どうしても今の時期山に行ってしまうので草が伸び放題だ。