やれやれ…

小学校の夏休み最終日。(中学と高校はもう始まっている。)
宿題がどれだけ出ているかは普段仕事に行ってて全く知らない私だ。
土日はサッカーがほとんどで、平日はプールに行ってから友達と遊んで、私より遅く帰っているT治郎。
夜も宿題などしている姿は見かけたことがない。
それが…
昨日からなにやら不審な動き。
なんと!7月末の登校日に先生から日記帳を渡されて、それを書かなければならないのを今になって書いているというのだ。
3人子供を育てていてだいたい夏休みの日記なんて、何日分かだけ書けばよい、というのは知っている。(3日から5日分だと思う。例年)
それが、T治郎が言うには、「7月31日から今日まで全部。」
で、昨日から書き始め(昨日って9月1日だよ!)2日間で1ヶ月分を書く計画なのには驚いた。
最初の出だしはすばらしかった。記憶喪失の私が全くわからない1ヶ月前の出来事を、さも、今日あったことのように書けるT治郎。(ほんとに憶えているのか、創作なのかはどっちでもよい。書けることがOKなのだ。)
感心している場合なのは、今日の午前中まで。8日8日で、それは終わった。
あとは、苦しい道のり。
「ちょっと、疲れたから休憩する。」とか「おなかすいたから、なんか食べる。」というのが多くなって、テレビ見たり、転がったりして、書けない時間がいたずらに過ぎて、夜が来た。
あと18日分は残っている。こっちはT治郎が平日何をして過ごしているか知らないから、助けようがないが、せめて相談に乗る体制なのだが、お盆休みのわかりきった日ももう書けないほど疲れてきた。
ストレスが極限に達するのと、祖父母の怒りが(毎日、宿題は!と忠告しても、全く言うことを聞かずに遊びに行っていたT治郎なのだ)爆発しそうになったとき、カバンから取り出した一枚の「夏休みのしおり」…
それを見たT治郎の台詞は、「悲劇が起こった。」
それには「日記。一週間に一日分以上」と書かれていた。
えー!!??!毎日じゃなくてよかったんかよーーーーっ!!!!
1ヶ月で4ページ、というのと、31ページっていうのでは、死ぬほど違う!(しかも、1日1ページは必ず書かなければならないらしい)
で、さっきまでのパニックから脱出して、元気出したT治郎に向かって、姉のAは「せっかくたくさん書いたんだから日にち変えちゃえば!もう完成じゃん!」と、アドバイスを。
でも、最後の日記はお盆に名古屋行ったときで終わってるし、今週名古屋行ったってのもおかしいので、あと2ページ書いて終わることにした。
めでたく日記は完成したが、算数のドリルがまだ11ページ残っていて、それは別にいい、というので、私は寝ることにした。
私が毎日疲れて夜転がっていると、「ママー日記書かんでいいがー?」と世話を焼いていたT治郎なのだが、自分の日記を棚に上げて、人の世話を焼いていたとは。