赤いダイヤモンド

ちょっと赤いススタケ

Aが見ていたテレビで「月山竹」という料理の素材を1キロ1万円もする、日本でもわずかしか手にはいらない貴重な素材、と言っていたのを、いざ現物が映し出されるとそれを見たT治郎が、「あーあれいつもママとって来るヤツと同じやねー」と言った。しかも普通のものは緑色だが、たまに赤いものもあってそれはとくに味がよく(アントシアニンという甘味を出す成分が多いらしい)貴重で「赤いダイヤモンド」とか言っているのに、T治郎が「べつに赤いヤツも普通にとってきとるよねー」と言って笑っていた。そうなのだ。私がふつうにとってるのは1キロ1万円の赤いダイヤモンドだったのだ!(べつにここらのおばあさんでも採ってるけど)
おそらく月山付近に自生する特別なタケノコなのだろーが、見た目スス竹と全くかわらんかった。
まあ写真をあらためて見てみるとテレビのヤツの方が多少赤かったような気もするけど。姿はまったくススタケだったけどなあ…