ギンナン

車を運転していて、派手な黄色が目に飛び込んでくると、思わずスピードを落として、ギンナンが落ちてないか見てしまう。
先週、コピーをとりに行って横の公園をみると、ギンナン拾いのひとがひとりだけだったので(いつも気にして通るたびに見ているが、たいてい3、4人は拾っていて競争率が高くてあきらめる。)中に入って拾った。
先月山の帰りにとおりがかりの神社で拾ったものはとても小さかったが、こんどはちゃんとした大きさ。しかも、先に拾っていた人に挨拶をすると、親切にも自分の拾ったものをくれたので、「え?いいんですか、せっかく拾ったのに」と言うと、「私は拾うのが楽しくて、みんなに配ってるから、よかったら持っていってください」というのです。雨が降り出したのでお礼を言って帰ったが、拾うのが楽しい、というのは私も一緒なので(たけのこでもキノコでも、採るのが楽しい)うれしくなった。しかも知らない人に会って、楽しく話ができて、お土産までもらって。ほんの10分ほどの寄り道で、楽しい気分になれた。皮をむくのが大変だけど、子どもたちがギンナンご飯を喜ぶのを知っているのかじいちゃんが店番の合間にストーブで焼いては皮をむいて家にもって帰ってくれる。最近忙しくて(実際の忙しさより、気分的に余裕がない私)細かい作業ができないので、とても助かる。