幻の山菜?!

幻、ということばを私は好きだ。「幻の瀧」「幻の山菜」…でも、あの、5月になれば人からもどっさりもらうし自分でもたくさん採れるコゴミが今、幻なのだ。スーパーで1パック10本くらいしか入ってないのを売っているのを目撃して以来「よし採りに行くぞ」と決心したのはよいが、いつものポイントにはなかった(あたりまえ。早すぎ)他を探そうにも前にあったというのはみんな山奥で今は雪の中。これは意外な近場にあるに違いないと想像、今朝行ってきたのだが…昨日のツクシのハカマとりでクタクタになり、今朝はハッと起きたのがすでに7時。普通ならまあいい時間だけど山に行くとなると遅い。でも、今日は学校が休みなので子供をほったらかして(朝ご飯を食べさせずに)行ってきたのだった。準備だけはしてあるのでおなかがすけば勝手にたべるであろう、と自分で決めつけ、でかけた。ターゲットはコゴミなのだが、今一つどういう条件にでるのかあんまりわかってない。でてるときにはそこらじゅうにあるし、あえていえばちょっと水っぽいとこかなと思い、ごく近い山の小沢の流れる地点に行ってみた。今時分南向きの斜面がいいらしいが、行ってみるとそこは完全に北向きと言う感じだった。前に行ったときは午後で日があたり明るかったので勘違いしていたのだ。
そこで一句
ゼンマイや 山は南に 海は北
ぜんぜんよくないが自分の方向音痴に釘をさす意味で…(故郷名古屋では海の位置が逆)
しかもコゴミではなくゼンマイかよ、と思うがコゴミでは五七五にならない。
まあ向きはよしとして、あるものをとってかえればよいのでトラセ(トリアシショウマ)、ゼンマイ、アザミ、フキノトウののびたやつ等を収穫、時間だし帰ろうかなと歩いていると、足元がニラ臭い。???と見ると可憐な花ニラたちがビッシリ今にも咲きそうにしている。咲いたら超キュートだろううなと思ったがこれはおつゆに入れたらよいのでは、とホンの数本だけとってきた。
で、幻はどうなったかというと、一時帰宅の義母が今日病院で人からもらって食べた、と言っていた。やっぱりあるのだ。なんとしてもみつけなくては!
明日こそは起きるのだ〜